北朝鮮社会においては、儒教的で男性本位な社会の雰囲気のせいで、女性に対する性暴力は問題視されてこなかった。軍隊内や職場内で性的暴行の事実が明らかになった場合は、むしろ被害者である女性が侮辱されたり不利益を受けたりするので、女性は沈黙するしかないというのだ。つまりは2重の被害である。
（参考記事：脱北女性、北朝鮮軍隊内の性的暴力を暴露 「人権侵害と気づかない」）そのような体制が女性を争いの「道具」として利用するであろうことは、十分に想定すべきことだろう。
（参考記事：北朝鮮「スマホ攻撃」で韓国政府関係者の個人情報を盗み出す）（参考記事：「北朝鮮のサイバーテロ脅威が増大」韓国政府に緊張感）