今回の事件は、一般のケーブルではなく政府専用のものだったため、「朝鮮労働党の神経を切る行為」とみなされ、金正恩体制を脅かす政治犯とみなされるかもしれないと情報筋は見ている。
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、生活に困った人が銅製のケーブルや電線を切断して売り払う事件は頻発しており、カネにさえなるなら何でもやるという人が少なくないという。
政府は「送電線、通信線の切断は反逆行為だ」と、幹部や一般住民を対象にした政治講演会で伝え警戒心を高めようとしているが、あまりうまく行っていないようだ。