韓国との対話が重要な局面に至っている今、このような表現は、北朝鮮の担当部門にとって重要な「武器」だ。それを取り上げようとする指示に、党宣伝扇動部に籍を置くとされる金与正氏が反発したとしてもおかしくはない。彼女は恐らく、「急にヘンなこと言わないで」とでも言って、兄に食って掛かったのであろう。
これが事実ならば、金与正氏の意見が兄の意思決定に強く影響した例はほかにもあるはずで、それが何であるかが実に気になる。
(参考記事:「金与正氏がいて本当に幸いだ…」金正恩氏の妹を韓国要人がベタ褒め)ちなみに、金正恩氏が妹を大事にしてきたことはかなり前から言われていた。