政治犯収容所は、北朝鮮国内では主として「管理所」と呼ばれる。ただ、東海岸の清津(チョンジン)にある25号教化所は、名称こそ教化所(刑務所)だが、実際は入ったら一生出られない「完全統制区域」に設定された政治犯収容所である。
アムネスティの分析では、ここで、警備哨所が41ヶ所から47ヶ所に増設されたことが確認された。また、収容所から鉱山に向かう道が3本増やされ、火葬場と推定されている施設の屋根が葺き直されていることも確認された。
さらに、耀徳(ヨドク)の15号管理所も、2014年12月から今年8月までの間に、全域で活発に農作業が行われ、各種施設もメンテナンスされている。