家を捨て、山の中で隠れ住む北朝鮮国民が増加

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北朝鮮では、1990年代後半に北朝鮮を襲った大飢饉「苦難の行軍」のころから、家を捨てて山に入る人が出現した。配給が途絶えたため、山を切り開き畑を耕し食べ物を得るのが目的だ。中には、そのまま山の中に住み着いてしまう人もいた。

しかし最近の傾向は、飢えから逃れるためではなく、市場経済化の波に乗り遅れ、種銭がなく商売もできない人々や、当局から勤労動員、各種支援金の負担を強いられることを嫌った人々が、山に逃げ込むことが多いと情報筋は説明した。

支援金とは、建設事業や政治的行事の費用を事実上の税金として住民から取り立てるもので、庶民にとって非常に重い負担となっている。

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北朝鮮の国土に占める山地の割合は、約8割に達する(日本や韓国は6割前後)。