脱北兵士の物乞いに悩まされる中国の住民たち

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2014年12月には、吉林省和龍市の村の民家に北朝鮮軍の兵士が押し入り、4人を殺害し。カネを奪って逃げる事件が起きた。また、去年4月にも同じ和龍市で北朝鮮軍の兵士が強盗殺人事件を起こしている

平安北道(ピョンアンブクト)の内部情報筋によると、国境地域に配属された兵士たちは、成分(身分)がよく、強力なコネを持った家の息子たちだ。国からの配給も多く、脱北や密輸の幇助で小金稼ぎができるなど、他の部隊に比べれば状況がマシだからだ。

それでも物乞いをせざるを得ないのは、配給が滞り食べ物がなかったり、上官から要求された上納金を稼ぐためだ。また、除隊後の生活資金を稼がなければならないという事情もある。

また、最近金正恩氏の指示で国境警備が強化されたことで、脱北や密輸が難しくなったことも一因と考えられる。