脱北者の監視、保護のために定期的に派遣される刑事と不倫関係に陥るケース、中国にいる夫と離れ離れになった寂しさを紛らわせるためにデートした相手から暴行されるケースなどが具体的な事例として挙げられている。
MBCは、警察の無配慮な対応も被害者を追い込んでいると指摘した。性暴力の被害を訴えたある脱北女性は、警察で被害状況を再現する動画を撮影させられ、精神的ショックで不眠に悩まされるようになったと語った。
一連の事態は、韓国社会における女性全般に対する差別と、脱北者に対する差別が絡み合った複合差別が、脱北女性をさらなる窮地に追いやっていることを浮き彫りにした。