北朝鮮レストラン「美貌のウェイトレス」が暴く金正恩体制の脆さ(2)

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北朝鮮レストランで働いた元ウェイトレスの証言によると、睡眠時間以外は、分刻みのスケジュールだという。普段は集団生活で、外出する時は、秘密警察員や朝鮮族の管理人の同行が必要となる。さらに、ここ最近の経営難から、売春まで強要されているという複数の証言がある。

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たしかに、北朝鮮国内では、慢性的な経済難や社会秩序の乱れから売春も増加している。しかし、北朝鮮レストランにおける売春は、体制維持の外貨を稼ぐ目的、すなわち国家による強制売春だ。

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厳しい労働環境にも関わらず、北朝鮮レストランで働きたがる女性は多かった。海外を見たいという好奇心、そして北朝鮮にいる時より稼げるからだ。そして、実際に派遣された彼女たちは、歯を食いしばって辛い労働環境で働いてきた。そんな彼女たちの希望を、金正恩第1書記の暴走気味の政策、そして人権を無視する姿勢が、打ち砕こうとしている。北朝鮮レストラン集団脱北事件は、起こるべくして起こったのだ。

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