「参拝時間はわずか1分ほどだったが、早く時間が過ぎてほしいとばかり思っていた」(情報筋)
1994年7月に金日成氏が亡くなったときには、国中が悲しみに包まれ、ショックの余り亡くなる人もいた。人々は心の底から悲しみ、泣いていた。ところが、2011年に金正日氏が亡くなったときには、北朝鮮の人々の様子が異なったと、脱北者であるデイリーNKのカン・ミジン記者は伝えている。
残酷な独裁体制を作った張本人ではあれど、国を興した「国父」のイメージが残る金日成氏を、北朝鮮の人々は多かれ少なかれ畏怖している。