RFAの情報筋は、彼女たちが歌や踊り以上のサービスを行っているのかについては語っていないが、「3階建ての建物」というのが気になる。というのは、かつて中国・上海の北レスの建物の上階にはVIPルームが設けられており、美貌のウェイトレスたちが、馴染み客の性的接待、すなわち売春を強要されていたとの情報があったのだ。
(参考記事:中国の北朝鮮レストランで「強制売春」説が浮上)冒頭で述べたように、中国の一部のサウナでは違法な性的サービスが横行していることから、北朝鮮女性たちが理不尽なことを強要されている可能性は十分ある。RFAの情報筋も、「女性たちは24 時間交代制でいろいろと雑用をしているが、給料は全額、責任者に支払われる。外貨稼ぎのために利用されている」と述べている。
今年に入り、韓国をはじめ国際社会の北朝鮮に対する姿勢はいくぶん融和的になりつつあるが、それが結果的に北朝鮮女性の人権侵害を助長する結果になっていないかどうかも、国際社会が関心を払うべき問題と言えるだろう。