北朝鮮「人糞集め」の現場は「ランチ出前」ビジネスの最前線

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毎年、北朝鮮で新年早々から繰り広げられている「堆肥戦闘」は、不足する肥料を補うために人糞を集めて堆肥を作るというものだ。「臭い、汚い、気持ち悪い」の北朝鮮版3Kである。

韓国では、寄生虫撲滅政策の一環として1967年に人糞を使った堆肥の使用が違法化され、1970年代までに概ね姿を消した。かつて9割に達していた寄生虫感染率だが、1990年代までにはほぼゼロに近い状態となった。一方で、堆肥を大量に使用している北朝鮮では、寄生虫感染が依然として深刻な問題だ。

(参考記事:亡命兵士の腸を寄生虫だらけにした北朝鮮「堆肥戦闘」という名の地獄

都市近郊の「堆肥戦闘」の現場には、多くの市民が動員されているが、彼らを目当てにした「ランチ戦闘」が新たなビジネスとなっている。