北朝鮮「性上納」で出世してもお先真っ暗…労働党員もクビ

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労働党の威信が低下するのは、大飢饉「苦難の行軍」で北朝鮮が混乱状態にあった2000年代初頭ぐらいからだ。金正日総書記は北朝鮮軍に社会の主導権を与える先軍政治を打ち出し、総体的に労働党の地位が低下した。

金正日氏は晩年、後継者である金正恩氏がスムーズに国家運営できるよう、労働党中心の政治体制にするための環境を整えた。金正恩氏も2016年に開いた労働党第7回大会で、国防委員会を廃止して、国務委員会を新設するなど、労働党中心の体制に改編した。

しかし、党の威信は回復するどころか、それに伴う関連措置がむしろ労働党の足を引っ張る結果となっている。