そして、数年前から「家売台」は食品や雑貨を扱うようになり、ついにテレビや冷蔵庫などの家電製品まで売る店が現れた。これらの「家売台」は「投資」「流通」「販売」のすべてを家族でこなす家族経営の個人商店だ。内部情報筋は「家売台」のメリットとデメリットを次のように語った。
「元手がなくても店を出せばツケで商品を仕入れる。客にもツケで物を売ったりするので『信用売台』とも呼ばれる」
「家売台は農村支援で動員される時期でも商売を続けられるし、取締も避けられるのが市場と違うところ」
「ショバ代も取られず品物を運ぶ必要もない。24時間営業でいろいろ買えば配達もしてくれる。すべてにおいて便利だが値引きしてもらえないのが欠点」
人気記事:金正恩氏が反応「過激アンダーウェア」の美女モデル写真また、「幹部やトンジュ(新興富裕層)が不正で儲けた金を国営商店や市場で使うと目立ってしまうが、家売台だとその心配がない」とのことで、意外な使われ方もされているようだ。