そして、労働力として動員させられるだけでなく、学校では様々な名目の納付金の徴収を要求され「学業放棄にもつながっている」とある脱北者は語る。
「穏城地域の小学校では、外貨稼ぎのため学生たち満州杏種(杏の一種)を10キロ採ることを指示された。それが出来なければ、強制的に現金5千ウォンを納付させられた。用意できない子供たちは、学校で辛い思いをするので通学できなくなる場合もある」
「子供は王様」
2009年12月に脱北した会寧(フェリョン)出身者は「学生は、学校美化という名目で3ヶ月ごとに3万ウォンを出さなければならなかった。しかし、一般労働者の子供はお金がないので、学校でも面倒を見ることができずに、辞退をするケースが多かった」と話した。