朝鮮労働党機関紙の労働新聞は23日、「日本の核武装化を警戒すべき」とする論評を掲載した。論評は「日本執権者の大多数が核野望を実現するためにやっきになってきた」「日本が核武装化に必死になって執着するのは安全のためではなく、敗北の復しゅうをするためである」などと主張している。
何を言っているのか、と笑うのは容易いが、ここは敢えて、核を巡る北朝鮮と日本の違いを考えてみたい。そもそも何故、北朝鮮は国連制裁をものともせずに核開発を強行できたのか。その最大の理由こそ、恐怖政治で守られた独裁体制にある。
(参考記事:「死刑囚は体が半分なくなった」北朝鮮、公開処刑の生々しい実態)かつて中曽根康弘元首相は防衛庁長官在任時、日本の核武装の可能性について極秘裏に調べさせた。