村の中心に住む20代男性が、聖地の北200メートル付近を歩いていた。ちょうどそこには、聖地を守る警備隊が詰めている哨所(検問所)があった。哨所は、郡の保安署(警察署)直属の警備隊が警備を受け持っている。
おりからの猛暑で少しでも楽な近道を行こうと、男性は警備隊に革命史跡地への道を通してくれと要求したが、拒否された。すると、まだ昼間なのになぜ通さないのだと抗議した。
こういうときにはタバコや食べ物をワイロとして掴ませるものなのだが、青年はひたすら抗議するばかりだった。それに腹を立てたのだろう。1人の警備隊員が殴りかかった。青年がそれに反撃するや、集団暴行が始まった。