また、北朝鮮国内でも銅像などを破壊しようとする動きが起きている。銅像が破壊されるとなれば、警備責任者はもちろんのこと、地方政府幹部全体の首が飛びかねない。その恐怖から警備を強化しているのだろう。
しかし、警備が厳重すぎて通行に支障を来すほどになっているが、金王朝にかかわる問題であるだけに、「改善」を提起すれば政治犯扱いされかねないため、誰も何も言えずにいるのが現状だ。
今回の事件を受けて、地元の警察幹部は青くなっている。警備隊の責任者のみならず、その上役の保安署の署長までが病院を訪れて医療関係者に「なんとかしてくれ」と頼み込んでいるような状況だ。