そして24日、中央日報(日本語版)は、小型船が三陟港に入った当日の午前、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相らが出席した対策会議が合同参謀本部地下バンカーで開かれたと暴露した。この会議では、小型船が三陟港に接岸し、現地住民が通報したという海洋警察の状況報告が共有されていたという。
つまり、韓国政府と軍当局は、報告の混乱により発見時の状況を間違えて発表したのではなく、軍・警察の失態を把握していながら、あえて嘘をつき、事実の隠ぺいをはかっていたということだ。事実ならば、文在寅政権にとって大きな打撃になるだろう。
韓国では、国内政治の葛藤や腐敗のために、軍事行政が犠牲になるということが繰り返されてきた。
(参考記事:日韓「レーダー照射問題」の背後にある韓国政治の闇)それにしても不思議なのは、このようにすぐにバレる嘘を、どうして平気でつくのかということだ。