「性上納してでも入りたい」は過去の話…朝鮮労働党の没落

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金正恩党委員長は昨年12月、朝鮮労働党第5回党細胞委員長大会で行った演説で、党の指導力と戦闘力を強化するには、党細胞の機能と役割をいっそう強める必要があると述べ、そのためには党生活の組織と指導の強化が必要だと強調した。

わかりやすく説明すると、「数人から数十人単位の労働党の末端組織(党細胞)が、所属する党員が義務(党生活)をきちんと守っているか確認し、指導を強化すれば党はきっとうまく回ってかつての地位を取り戻せるはず」という意味だ。

つまり、党の権威失墜がそれだけ深刻であるということだ。

かつての北朝鮮においては、朝鮮労働党に入ることが出世のための絶対条件だった。そのため、入党と引き換えにワイロや性行為を要求されることが当たり前のように起きていたという。

(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

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ところが今では、党員資格に憧れるどころか、なんとかして「党から足抜けしたい」と考える人が増えているのである。