ソウル中央地検公安1部が作成した「北朝鮮『225局』連携 地下党『旺載山』スパイ事件 中間捜査結果」によれば、1993年に極秘訪朝して金日成(キム・イルソン)主席と接見した金徳龍(キム・トンニョン)氏は、韓国の政界・軍・社会団体等の関係者を抱き込み、地下党「旺載山」を結成。その中の軍人に指示して仁川(インチョン)市内の軍事施設や重要インフラを爆破、放送局を占拠、「市民軍」による市内の制圧を計画・準備していたという。
そして驚くことに金氏は、2005年10月と2009年7月、10年11月の計3回にわたり、「225局」日本地域責任者であり、朝鮮総連の現役幹部でもある男性と東京多摩地区で秘密接触。この男性から「金正日国防委員長が指示した地下党『旺載山』の組織指導方針の伝達を受けた」というのだ。
工作機関「225局」と韓国地下党、そして朝鮮総連。この三者は現在も武力赤化統一を目指して水面下で連携して秘密工作を展開しているのだろうか。