北朝鮮でテレビ番組制作現場にいたこともある脱北者によると、「朝鮮中央テレビは、編集ブースも限られているので、日頃のニュースをこなすのも大変だった」という。放送内容やコンテンツの絶対量では比べものにならない差があるものの、このあたりの制作現場の苦労は日本のテレビマン達も共感できるだろう。
まして、北朝鮮では「検閲」という恐ろしい過程を経なければならない。
日本でいうところの「P チェック(プロデューサーのチェック)」というやつだが、人生が左右されるかもしれないプレビューという意味では大きく違う。さらに、朝鮮中央テレビは、北朝鮮本国以上に、目の肥えた世界中のメディアや各国の諜報機関、そして世界中の北朝鮮マニア(日本ではチョソンクラスタといわれる)」が「一瞬たりとも異変を見逃してなるものか」とギラギラした目を光らせているのだ。
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