北朝鮮が、恐怖政治の象徴である政治犯収容所の拡張を続けている。
かつて、政治犯収容所に警備隊員として勤務し、その恐怖の実態を告発し続けている脱北者・安明哲氏によれば、「そこでは人間が想像しうる、ありとあらゆる残酷なことが行われていた」という。まさに、実在する「地獄の一丁目」である。
(参考記事:赤ん坊は犬のエサに投げ込まれた…北朝鮮「政治犯収容所」の実態)同窓会を血の粛清
政治犯収容所が拡張されているとの主張は以前からあるが、アムネスティ・インターナショナルはこのほど、今年5月と8月に撮影された2ヶ所の政治犯収容所の衛星写真を比較、分析し、その事実を裏付けた。