スペイン・マドリードの北朝鮮大使館が複数の人物に襲撃されるという前代未聞の事件が起きたのは先月22日のことだ。
スペインのデジタル紙エル・コンフィデンシアルは、侵入者は職員を少なくとも4時間に渡って縛り上げ、館内にあったコンピュータを盗んだと報じた。一方、スペイン氏のエル・パイスは捜査機関の情報として、容疑者の中に米中央情報局(CIA)とつながりのある人物がいると伝えている。
その後、米紙ワシントン・ポスト紙は、事件に北朝鮮の反体制組織を名乗る「チョルリマ・シビル・ディフェンス(千里馬民防衛)」が関与していたと報じると同時に、CIA関与説については否定している。
(参考記事:「金正恩転覆」ねらう組織か…スペインの北朝鮮大使館襲撃)そのエル・パイス紙は今月27日、事件の捜査を指揮するスペイン全国管区裁判所のホセ・デ・ラ・マタ予審判事の報告書を引用し、事件の概要を報じた。