韓国の月刊朝鮮は11月号で、北朝鮮の「109常務」の文書を単独入手したと報道。「これまで一部のメディアを通じ、北朝鮮の住民たちに(視聴が)禁止された映画や歌などの目録が公開されたことはあったが、体系的に作られた総合文書が出てきたのは今回が初めてだ」と伝えた。
国民的美少女
北朝鮮の「常務(サンム)」とは、ある特別な任務のために関係各機関が共同で編成したタスクフォースのことを言う。109常務は、韓流をはじめとする外国の映像・音楽作品や、金正恩体制に「有害」とみなされた情報の取り締まりを行っている。
デイリーNKジャパンも最近、これと同一と見られる文書を入手した。タイトルは「コンピュータに入力してはならない電子ファイル目録」というもので、2015年5月の日付が入っている。そこに列挙された映像・音楽・ソフト類は、ざっと300以上にもなる。その中には以前から禁止指定の情報が伝えられていたものもあるが、ほとんどは初めて見るものだ。
特に気になったのは、月刊朝鮮の次の指摘だ。