権力と「男女関係」がからみつく金正恩王朝の内幕

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ポチョンボ電子楽団の元スター歌手で、現在は「北のガールズグループ」として有名なモランボン楽団の団長を務める玄松月(ヒョン・ソンウォル)氏だ。興味深いのは、「玄氏は正恩氏の恋人ではなく、正日氏の愛人だった」とする情報があることだ。もしかしたら親子で1人の女性を取り合ったのか!? とも思えるが、どうやらそこまでの話ではないようなのだが……。

(参考記事:金正日・正恩親子は「愛人」を奪い合ったのか!?

金正日・正恩親子ばかりではない。かつて対米交渉で名をはせたスター外交官、姜錫柱(カン・ソクジュ)氏は、少年時代に両親の仇を皆殺しにしたという特異な経歴の持ち主だが、女性遍歴もすさまじかった。劇団員などの若い女性をとっかえひっかえ愛人にしては、「適齢期」になると部下と結婚させていたという。

(参考記事:報復殺人と「秘密の饗宴」、そして女性遍歴…北朝鮮外交エリートの実像

こうした情報の見過ごせない点は、このような人間関係が、北朝鮮の権力構造と微妙に結びついているということだ。