RFAの情報を裏付ける情報としては、金均氏は2011年に金日成総合大学の第1副総長(総長代行にあたる)に任命されたが、2013年10月に突然退いている。
さらに、別の情報筋は、金正日氏に近かった金玉氏は、高ヨンヒ氏の偶像化や、正恩氏夫人の李雪主(リ・ソルチュ)氏や正恩氏の実妹の与正(ヨジョン)氏の政治的な活動の障壁になりかねず、粛正を免れなかったとRFAに述べている。
金正恩氏は、就任以来、国家運営や政策において金正日路線から脱却しようとしてきた。金玉氏粛正説が事実だとすれば、正恩氏は、父の時代に権力に仕えた女性たちの一新を図り「金正恩カラー」を強めようとしているのかもしれない。