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北朝鮮「秘密パーティーのコンパニオン」に動員される女学生たちの涙

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北朝鮮では幹部を中心に秘密のパーティーが開かれる。金正日氏の秘密パーティーに招かれていた元料理人の藤本健二氏は秘密パーティでの乱痴気騒ぎを暴露している。
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ロッドマン一行が乱痴気騒ぎ

この秘密パーティの接待役、いわば「コンパニオン」として「金星学院」の女学生が動員されていると米政府系ラジオRFAが伝えた。
金星学園は、金正恩氏の夫人である李雪主氏も卒業したことで有名である。1対1の個人レッスンでエリート教育を行い「美女応援団」として海外に派遣されることもある。【画像】「金星学園」の生徒たち

金星学院の学生が秘密パーティーの「コンパニオン」に動員されているという噂は以前から出回っていた。
昨年、一昨年とNBAの元スター選手ロッドマンが金正恩氏に招かれて訪朝した。

この時のパーティーで若い女子学生が動員され、ロッドマン一行の乱痴気騒ぎに付き合わされた彼女たちが陰で涙を流していたという噂話もある。

パーティーでアピールする理由

ただし、学生達全員が嫌がっているわけではないとも言う。
なぜなら、パーティーで自分をアピールできれば、学院卒業後に好待遇を受けられる可能性があるからだ。

芸術家は「カネ」と「コネ」

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また国家からもらえる給料が少ない現役の芸術家にとって、秘密パーティーや富裕層の結婚式での余興で得られる「副収入」は、何より大切な収入源だ。

北朝鮮のような独裁国家で芸術家として食べて成功するためには、才能だけではなく「為政者」や特権階級に気に入られなければならないのだ。

元在日朝鮮人で舞踊家から金正日氏の夫人となった高ヨンヒ(高英姫)。

そして、金星学院から銀河水管弦楽団の歌手となり、ファーストレディになった李雪主がそれを証明している。

一方、過去と違って金星学院に子供を通わせること自体が家庭の負担になっている。エリート学校ゆえに、入学前には賄賂やコネが必要であり、入学後も教員たちに賄賂を与えなければならないのだ。

才能があっても、それを生かすために「お金」が必要であることから、経済的余裕がない親は金星学院に通わせることを躊躇するという。

「劣化」が心配

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北朝鮮が国家的に経済が破綻しているにもかかわらず、芸術分野において高い水準を保っているのは、徹底的なエリート教育と育成システムが敷かれているからだ。

しかし「芸術家の卵」たちが、特権階級や国家によってコンパニオン扱いされることが横行すれば、長年育んできた高い水準が劣化するのではないかという危惧もある。

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