こうした中、万が一妊娠してしまい、その事実が発覚すれば大変なことになる。女性は、「生活除隊」という不名誉の除隊を強いられ故郷に送り返される。成分や賞罰が記録される「個人資料」にも傷がついてしまい、社会的な地位につくことは難しくなってしまう。
女性らは、妊娠がわかったら無資格の医者の元を訪れて中絶手術を受ける。設備の整っていない状況での中絶手術は非常に危険だが、生活除隊になれば社会的生命は絶たれてしまうので、命がけで手術をうけるのだ。
法が有名無実化
北朝鮮でも地位を利用した性的暴行が違法でないわけではない。