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北朝鮮航空、正恩氏がCAイメチェンも「世界最低評価」

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北朝鮮の高麗航空が中国河南省の鄭州と平壌を結ぶチャーター路線を開設したと、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が中国の人民日報の記事を引用して報道した。

報じられたチャーター便は、19日に鄭州空港を離陸し、2時間20分後に平壌空港に着陸した。平壌に到着した140人の中国人観光客は平壌市内、開城、金剛山、板門店などを巡る4泊5日のツアーに参加している。

高麗航空が直行便を開設した中国の都市はこれで6つ目。これまでにも上海、延吉、瀋陽、西安などに直行チャーター便を飛ばした実績がある。

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平壌ー上海便は昨年7月から10月まで運行され、上海発は木曜日、平壌発は日曜日に運行されていた。

北朝鮮はエボラウイルス流入を遮断するために外国人観光客の入国を禁止していたが、解除されて以降は中国人観光客が増えており、今回のチャーター便就航もその流れによるものだ。

4年連続世界最下位

一方、中国の吉林新聞はも延吉ー平壌間のチャーター便が6月に運行を再開すると伝えている。高麗航空の関係者は同路線を10月まで運航し、搭乗率によっては定期路線化も視野に入れていると語った。

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さらに、中国の人民網は、ハルビン空港の関係者がハルビン平壌路線の復活について高麗航空の関係者と協議していると伝えた。

高麗航空キャビンアテンダントの以前の制服 ©Mike Hafey

高麗航空の路線拡大、サービス改善は飛行機好きの金正恩氏の意思でもある。韓国の中央日報によると、2012年5月に高麗航空機に搭乗した金正恩氏は「機内食の質を高めて乗務員の衣装も洗練されたものにせよ」との指示を出した。

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それに伴い、CAの制服は新しいものになり、高麗航空名物とまで言われた機内食のハンバーガーも一般的な機内食に変わった。

金正恩氏の指示に従って改善された高麗航空のキャビンアテンダントの制服 ©Clay Gilliland

また、EUや中国政府に域内飛行禁止を言い渡された旧型機種に変わるツポレフ204-300、アントノフ148の導入、平壌空港新ターミナル建設など国を上げての努力を行ってきた。

ところがそんな努力のかいもなく、英スカイトラックス社が毎年発表している航空会社のランキングで4年連続最下位レベルの1つ星を記録してしまった。680あまりの調査対象で1つ星を授与されたのは高麗航空だけ。不名誉な記録に金正恩氏はたいそうお冠だろう。

改善後のものと思われる高麗航空の機内食 ©calflier001