現場の川原には無残な死体が散乱し、見るに耐えない光景が広がったという。この時に生き残ったが障がいの残った約200人の栄誉軍人には、配給などで様々な優遇措置が施された。ところが、「苦難の行軍」によって、福祉制度も配給制度も崩壊したため、彼らの一部は半グレ化していく。
(参考記事:【再現ルポ】北朝鮮の橋崩落事故、500人死亡の阿鼻叫喚…人民を死に追いやる「鶴の一声」)松葉杖組の抗争は激化し、8月はじめには、死者まで出る事態になっていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は伝える。
レンガで滅多打ち
咸鏡北道(ハムギョンブクト)在住のRFAの情報筋によると、抗争の舞台となったのは道内の端川(タンチョン)市。