金正恩氏の「恐怖政治」か、単なる「私怨」か…北朝鮮で粛清の情報

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では、残った金養建氏はどうしたか。何と、「2号車」をスルーして「3号車」に乗ったという。自分の立場をわきまえ、後で角が立たないようにする処世術と言えた。

金養建はその後、2015年12月29日未明に交通事故で死亡している。その際、同氏の遺体と対面した金正恩氏の表情は、ほかでは見せたことのない、本当に悲しそうな表情をしている。

金正恩氏が「3人組」の誰を最も信頼していたのかはわからないが、金養建の死を惜しんだことだけは間違いなさそうだ。