金与正氏本人はざっくばらんな性格のようだが、彼女が北朝鮮において「超」が付くほど特別な存在であることは、動かしがたい事実なのだ。
(参考記事:金正恩氏実妹・与正氏の同級生がナゾの集団失踪)2人の結婚が2015年だったことを考えると、それを最終的に許可したのは父・金正日総書記(2011年12月死亡)ではなく、兄の金正恩氏だったはずだ。北朝鮮の公式報道に登場する兄妹の姿を見る限りでは、金与正氏は金正恩氏に強い信頼を寄せているように見受けられる。それは兄が公私にわたり、妹の意思と存在を重んじていることの表れでもあるだろう。