その金正恩氏もさすがに習近平氏の前では、いつものように尊大に振る舞うことは出来なかったようだ。映像を見る限り、金正恩氏は初の首脳会談をそつなくこなしたようだが、習近平氏からは相当なプレッシャーを受けていただろう。
それだけに金正恩氏が首脳会談で受けたストレスが気になるところだ。そうでなくても、金正恩氏は現地指導の際、警備上の問題で多大なるストレスを強いられていると言われている。とりわけトイレ問題は深刻で、専用車にトイレの代用品を乗せているというのだ。金正恩氏は今回、北朝鮮の最高指導者が移動する際に乗る特別列車、通称「1号列車」で訪中したが、彼専用のトイレが設置されていることは言うまでもない。
(参考記事:金正恩氏が一般人と同じトイレを使えない訳)この後、予定通りなら南北首脳会談、米朝首脳会談を控えている。金正恩氏は今しばらく、北朝鮮国内では決して感じることのない精神的プレッシャーを受ける日々を過ごさなければならないのだ。