金正恩外交は「すでに惨敗」している…自分の実力を過信か

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金正恩氏は米朝首脳会談前に、うまく中国との関係を改善できたことで、自分の外交手腕に自信をもった。そして韓国の仲介がなくても米国に対して強気な姿勢で臨めると思った──ひらたく言えば「調子に乗ってしまった」というやつだ。

これまでの米国の指導者なら、歴史的な会談の実現を優先して譲歩したのかもしれない。しかし、今回ばかりは相手が悪かった。交渉上手を自認するトランプ氏は、会談中止を表明して金正恩氏を無慈悲に突き放した。これに金正恩氏は相当なショックを受け、焦りを感じただろう。翌25日に、即座に外務次官の談話を発表したが、その中身は言い訳に終始している。

(参考記事:会談中止で言ってることが支離滅裂…金正恩氏のメンタルは大丈夫か