この公演は、閉鎖国家である北朝鮮では一般の住民は想像もできない場面である。特定の高位層だけに提供される公演の場面で、表では道徳君子のように振舞っているが、内では扇情的な芸術を好む金正日の二重性を見せてくれているといえる。【動画】踊る北朝鮮の「喜び組」
金正日の豪華な生活は、彼と一緒に暮らした多くの人の証言を通じてすでによく知られている。だが北朝鮮の報道は日々、金正日の質朴性と倹朴性、人民性について騷ぎたて、金正日は民族の偉大な指導者、民族の求心点であると言っている。
文字通り人民たちは、贅沢をしている金正日と支配集団の下で経済的貧困にあえぎ、無知の中で文盲のまま生きている。
毎年北朝鮮(9月9日)と中国(10月1日)の国慶節には、平安北道新義州市と中国丹東市が互いに公演団を派遣して公演が開かれる。北側からは主に平安北道の芸術団の俳優と新義州芸術学院の学生、本部幼稚園の子供たちが参加する。