情報筋は今回の指針に「会談の相手は、世界最強を誇る米国だ、それだけあってあらゆる動向と意図を細密に研究、調査し対処しべきだ」という内容も含まれていたと伝えた。
情報筋は「シンガポールでも米国でも南朝鮮(韓国)でも、どこで会談を開こうともわれわれ(北朝鮮)式の主導的外交対応策を欠いてはならず、朝米会談を巡る米・中・露・南朝鮮など世界の動きと、あらゆる国から会談について発せられる仔細な情報を掌握すべきだ」との指示も含まれていたと伝えた。
情報筋はまた、金正恩氏はトランプ大統領の公開書簡について言及する中で、会談は「中止」ではなく「延期」であると説明したと伝えた。
金正恩氏は、「今回、米国が一方的に公開書簡を送り朝米会談を延期したことを見ると、わが国ならではの外交哲学がなければならない」「同志たちが高い党性に基づきたゆまぬ外交創造性と創意性を発揮し、党が立てた外交戦略と戦術に徹底的にのっとり、米国を交渉の場に引き出すように研究して事業を進めることを期待する」とも述べたという。