北朝鮮の金正恩党委員長は3月、中国を訪問して習近平国家主席と会談した。移動手段には専用列車が使われたが、金正恩氏はどうやら、首都・平壌から乗車したわけではなかったことがわかった。
デイリーNKジャパンのカン・ナレ記者の取材によれば、金正恩氏は3月25日、専用機で空路、平壌から国境都市の新義州(シニジュ)に移動。そこで、事前に回送されていた専用列車に乗り込み、中国入りしたという。
(参考記事:金正恩氏の訪中、平壌から国境までの移動ルートが判明)北朝鮮当局はいったいなぜ、そのような煩雑な方法を取ったのか。考えらえる理由は2つだ。