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「食堂の責任者が国情院チーム長にペコペコ」脱北ウェイトレスの同僚らが証言

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北朝鮮で3日、先月7日に明らかになった「北朝鮮レストラン従業員13人集団脱北事件」をめぐり、脱北した従業員の元同僚や残された家族による合同記者会見が開かれた。朝鮮中央通信が伝えた。

会見では、中国の現場に居合わせた元同僚らが「今回の事件は徹頭徹尾、南朝鮮のかいらい一味がち密に計画し、強行した組織的な誘引・拉致行為である」と非難した。

また、「食堂の責任者がバスに乗ってきた連中の一人に近寄って『国情院チーム長』(延吉で食堂を運営する時から責任者と謀議をこらしていた者)と呼びながらぺこぺこするのを直接目撃することになった」などと、事件発生時の詳細について語った。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

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南朝鮮かいらい一味の天人共に激怒する集団誘引・拉致蛮行を暴露、糾弾する従業員、被害者家族との記者会見

【平壌5月3日発朝鮮中央通信】平壌で、南朝鮮かいらい一味の天人共に激怒する集団誘引・拉致蛮行を暴露、糾弾する従業員、被害者家族との記者会見が3日、行われた。

国内外の記者と社会主義祖国に滞在中の海外同胞がこれに参加した。

記者会見ではまず、中国浙江省寧波で運営されていた食堂の従業員であるチェ・レヨン、チャン・スリョン、シン・ソンア、リ・ミソン、ハン・ユニさんが、南朝鮮かいらい国家情報院(国情院)のごろつきの誘引・拉致蛮行の目撃者として発言した。

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彼女らは、愛する友だちを白昼に集団的に誘拐して人間の生き地獄である南朝鮮に連れて行ったかいらい一味の野獣じみた蛮行に身震いして我慢できないとし、今回の事件は徹頭徹尾、南朝鮮のかいらい一味がち密に計画し、強行した組織的な誘引・拉致行為であると暴いた。

かいらい国情院の要員らは、物欲が強く、非道徳的な生活だけを追求してきた食堂の責任者を買収することから集団誘引・拉致計画の実行に取り掛かった。

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去る3月中旬のある日、かいらい国情院の要員にそそのかされた食堂の責任者が従業員に、上部の指示ですぐ他国に食堂を新たに展開することになると言った。

従業員は別に考えることなく、彼の言葉通り支度をした。

4月5日、ある人々が食堂後門の方にバスを止めて、新たに運営する食堂へ移動サービスに行かなければならないと言って従業員を乗せた。

偶然、食堂の責任者がバスに乗ってきた連中の一人に近寄って「国情院チーム長」(延吉で食堂を運営する時から責任者と謀議をこらしていた者)と呼びながらぺこぺこするのを直接目撃することになった。

事が尋常でないということに気付いたチェ・レヨンさんがまだバスに乗っていない友だちに逃げろと言ったので、数人だけが急いで正門の方から抜けて食堂を離れた。

要員らは、バスに乗った友だちだけを連れてあわただしく逃げた。 後に知ったことだが、事前にすべてのことを具体的に計画したかいらい国情院の要員らはすでに、従業員のパスポートをすべて手に入れてあらかじめ出国手続きもしておいた。

そして、あらかじめ準備しておいたかいらい(南朝鮮)のパスポートで直接出国手続きをした後、南朝鮮に行く航空機に乗せてソウルへ連れて行った。

拉致された従業員らは航空機に乗った後になって、自分らが南朝鮮に行くことになったということを知ったという。

それで航空機から降りると騒ぎ立てて抗議すると、かいらい国情院の要員らと食堂の責任者は、「知らなければ黙ってろ」「『特殊任務』を遂行するために南朝鮮へ行く」としてまたもや懐柔、欺まんした。

続いて、記者の質問があった。

チェ・レヨン、リ・ミソン、シン・ソンア、キム・ユニさんは、今かいらい一味がけん伝する「集団脱北」だの、「自由意思」だのというのは完全なねつ造、真っ赤なうそだとし、チョン・オクヒャン、リュ・ソンヨンさんをはじめ要員らにだまされて南朝鮮に連れて行かれた友だちは一様に自分の父母兄弟と社会主義祖国をこの上なく愛したと述べた。

今も誘引・拉致蛮行の被害者らは南朝鮮でかいらい一味の悪らつな「帰順」強要策動に断固と立ち向かって祖国に直ちに帰してくれと強く抗議しながらハンストもしており、失神状態に陥って生死の岐路に立たされていると言われるが、本当にかいらい一味をめった切りにして殺したい気持ちだと語った。

彼女らは、「セウォル」号惨事によって元気だった子どもたちを失って真相解明を求める父母らに催涙弾と放水砲まで撃ちまくるごろつきがばっこする呪わしい南朝鮮に自ら訪ねて行く人は一人もいないと強調した。

誘引・拉致蛮行の被害者であるリ・ジイェ、チョン・オクヒャン、パク・オクピョル、リ・ボム、ハン・ヘンボクさんの母らが発言した。

彼女らは、共和国の懐で何うらやむことなく幸せだけを享受しながら育った自分たちの娘が人間が生きられない南朝鮮社会を「憧憬」したというのは全くのうそだとし、朴槿恵逆賊一味に対するこみ上げる憤怒を禁じえなかった。

また、かいらい一味が愛する娘らを独房に別々に閉じ込めて「帰順」を強要しているとし、直ちに家族の要求通りに直接会えるようにすべきだと強調した。

ソ・ギョンア、キム・ソルギョン、パク・オクピョル、チ・ジョンファ、リ・ジイェさんの父母をはじめ被害者の家族と従業員であるチェ・レヨン、ハン・ユニ、シン・ソンアさんは、かいらい一味が南朝鮮の民心の呪いと糾弾を免れようと今回の「集団脱北事件」をつくり上げたことについて語った。

彼女らは、かいらい一味が被害者らの父母が「高位層」の幹部であり、いわゆる「特別待遇」を受ける階層の娘たちだとけん伝していることに対して共和国では職業の貴賎がないとし、同族対決と謀略に狂ったかいらい一味が黒白を転倒していると強調した。

また、朴槿恵かいらい一味が卑劣かつ稚拙な集団拉致劇によってわれわれの一心団結を壊してみようと愚かに振る舞っているとし、愛する友だちを一時も忘れず、祖国に帰るその日のために力の限りたたかうと述べた。

そして、朴槿恵かいらい一味の前代未聞の反人倫的悪行を断罪、糾弾してかいらい一味が娘たちに会おうとする家族の正当な要求を無条件受け入れるべきだとし、このための闘争に共に決起することをすべての参加者に切々とアピールした。