「ローマ法王が『無条件に返答する』として訪朝に肯定的な意思を表明したことで、文大統領は朝鮮半島平和の局面を促進する画期的な土台を作ると共に、後戻りを防止する強力な“弁膜”を確保した。平和と和解の象徴であるローマ法王の史上初の訪朝は、全世界の耳目を集中させ、朝米を朝鮮半島の非核化に向けて進ませる“圧力”として作用するものとみえる。さらに、世界12億のカトリック社会の霊的指導者の訪朝を通じて、北朝鮮を名実共に国際社会の一員にする効果も得られる。文大統領は、国際社会が真摯に非核化に取り組んでいる北朝鮮を包容し、正しい選択をするよう督励すべきだと強調してきた」
まったく能天気で、手前勝手な解釈だ。この数十年間、体制の脅威になるとして徹底的にキリスト教を弾圧してきた北朝鮮がなぜ、法王が来ただけで改心すると思えるのか。
(参考記事:実はクリスチャンの家系なのに…キリスト教徒を処刑してきた北朝鮮の独裁者たち)そもそも、南北首脳会談で法王の招請を先に話題にしたのは文在寅氏だったとされる。