【写真】パク・エラ

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「私を生んだ母親は有名な芸術家だったが、南朝鮮(韓国)の花街で芸術を売りながら生きる母性愛のない人だった。しかし、慈悲深い朝鮮労働党は捨てられた私を育ててくれた」

彼女は本当に母親に捨てられたのか、母親をそのように思っていたのか、建前でそのように語っていたのかはわからないが、彼女の芸術的センスは母親のものを受け継いだのかもしれない。

一方、韓国政府系の「北韓地域情報ネット」によると、彼女は1949年に芸術家の父に連れられ、北朝鮮に入ったことになっているが、いずれにせよソウル生まれであることは確かだ。

北朝鮮において、韓国出身者は「成分(身分)が悪い」とされ、進学や出世などにおいて様々な制約を受ける。しかし、その類まれなる才能が身分制度の壁を越えるのに役立ったのだろう。