事件が起きたのは金正日氏の命日を翌日に控えた16日、北東部の大都市、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の清津(チョンジン)でのことだ。現地の情報筋によると、10代と20代前半の若者からなる2つのグループが、レストランで別々に食事をしていた。
何らかの理由で双方の間で些細な口論が起きた。やがて路上での乱闘騒ぎへと発展し、野次馬が集まるなどあたり一帯は騒然とした。北朝鮮にも暴力団組織や半グレ集団のようなものがあり、乱闘騒ぎもときどき起きている。
(参考記事:【実録 北朝鮮ヤクザの世界】28歳で頂点に立った伝説の男)今年3月にはロシアの地方都市で北朝鮮労働者とタジキスタンの労働者が乱闘を繰り広げ、その動画がネット上で公開されたこともあった。