特に地方の人々にとって、平壌見物のお目当ての一つが高級中国レストラン「香満楼(ヒャンマンル)」で食べるチャジャンミョンだったという。それが、市場経済化の進展で地方でも気軽に食べられるものとなり、また500万台(大韓貿易投資振興公社<KOTRA>の昨年9月の資料)とも、600万台(IBK経済研究所のチョ・ボンヒョン副所長)とも言われている携帯電話の普及で、店屋物の代表格に浮上したというわけだ。
注文用のアプリも登場した。
平安南道(ピョンアンナムド)の平城(ピョンソン)に住むデイリーNK内部情報筋によると、人民奉仕総局で導入した「玉流」というアプリを使えば、30キロ離れた平壌市内のヘダンファ館から鉄板焼きを出前することもできる。食べ物以外にも600種類の様々な商品を注文できる。
(参考記事:猛暑の北朝鮮で人気を集める「携帯電話で冷麺デリバリー」)