「板子一枚下は地獄」北朝鮮漁民の悲鳴が聞こえる…「百年前の船」で大量死

最大の原因は、「日本なら100年前のシロモノ」と言われる粗末な木造船による強引な出漁にあると見られている。サイズが小さすぎ、構造的にも沖合での漁業に向かない木造船は、大波に遭うと簡単に転覆する。海に放り出され命を落とした北朝鮮漁民の数は、昨年だけで1000人を下らないと見られる。

(参考記事:【写真】石川県に漂着した北朝鮮の木造船

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は今年3月、かつて北朝鮮でイカ漁に従事したことのある脱北男性のインタビューを掲載した。男性はその中で、木の葉のように大波にもてあそばれる木造船の様子を描写。「あの時の恐怖は言葉では言い表せません」と語っている。

(参考記事:「あの恐怖は言い表せない」北朝鮮の元漁師が体験した「生死の境目」

デイリーNKジャパンの取材によれば、北朝鮮の金正恩党委員長は今年5月、GPSを搭載したプラスチック(おそらくFRP)製の漁船を2万隻調達せよとの命令を下したとされる。

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