韓国軍の性暴力が白日の下に「被害証言、政府は黙殺してきた」

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それを受けて国防省、女性家族省、国家人権委員会は「5.18戒厳軍など性暴力共同調査団」を立ち上げた。そして先月31日、民主化運動当時に性暴力があったことを公式に認めた。鄭景斗国防相は7日、「戒厳軍指揮部の無慈悲な鎮圧作戦で、罪のない女性市民に背負い切れない被害を与えたことを痛切に反省する」と述べ、頭を下げて謝罪した。

しかし、当時の実態を知る関係者の間からは「今まで政府が黙殺してきたことが、今ごろになって明らかになったに過ぎない」との反応が出ていると、光州の地方紙・全南日報が伝えている。

同紙によれば、光州民主化運動における性暴力は、すでに18年前から知られていた。2000年に5.18民主有功者遺族会が出した「5.18精神病棟の物語 砕け散った風景」という証言集には、悪夢に苦しめられ続けた25人の被害について本人や関係者の証言が収録されており、うち2人は性暴力被害に遭っていたのだ。