粛清されても、殺されずに「革命化」と呼ばれる再教育を受けた後で復帰できる例もある。しかし、その過酷さもハンパなものではない。
(参考記事:側近「激ヤセ写真」に見る金正恩式「再教育」の恐怖)それでは今回もまた、会談の準備に携わった外務省などの幹部らが粛清されてしまうのかと言えば――多分、そのようなことにはならないと、筆者は考えている。
この間の報道で日本でも広く知られるようになった李容浩(リ・ヨンホ)外相や崔善姫(チェ・ソニ)外務次官は、北朝鮮の対米外交のエース中のエースだ。そんな人材を失えば、そのダメージは計り知れない。
その一方、金正恩氏から目を付けられそうな人物もいる。