「米国の大統領と会った席で、最高尊厳がすべての人が喜ぶ立派な結果を出すと発言したときには、今回は本当に核とミサイルの放棄を約束して、米国の経済制裁を解除させるという大胆な決断を下すかもしれないと思ったのに、今日の会談の結果を見て完全に拍子抜けした」
中国駐在の別の北朝鮮貿易関係者は、会談が合意なしに終わったことについて、責任のない人がとばっちりを受けるかもしれないと懸念している。
「最高尊厳が平壌に戻れば、会談についての総和(総括)をしなければならないのに、何よりも心配なのは、会談を行った実務者たちが今後、どんな責任を負わされるかということだ。罪のない人が会談失敗のスケープゴートにされ、粛清される事態が起きるかもしれない。心配でしょうがない」
(参考記事:謎に包まれた北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」)