この関係者は、核・ミサイルの放棄と経済制裁をリンクさせて解決しようとする流れに対して、否定的な考えを持っていた。
「率直に言って(我々)貿易担当者たちは、最高尊厳(金正恩氏)が非核化を前提にして、米国の経済制裁を解く目的で平壌から列車に乗って中国を経てベトナムのハノイに向けて出発したときから懐疑の目で見ていた」
皆がひもじい思いをしながら作った核やミサイルを、あっさりと放棄するわけがないという見方をしていたこの関係者。ところが、会談を前にしてその考えに揺らぎが生じたようだ。
「しかし、昨日(27日)に朝米首脳が晩餐会の席で笑顔で対話する様子をニュースで見て、もしかしたら良い結果が出るかもしれないとの期待を持った」
人気記事:金正恩氏が反応「過激アンダーウェア」の美女モデル写真そんな期待も失望に変わってしまった。