金正恩の「肥満」と「処刑」が同時期に始まった必然

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韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使の著書『3階書記室の暗号』によると、金正恩氏は2018年3月31日に行った演説で核開発と経済発展の並進路線を宣言しつつ「米国との戦争の前われわれの内部で戦争が起きるかもしれない。内部での思想と意志の対決に勝利してこそ核兵器を作ることができる」と言及。

また6月には、「党の唯一思想体系確立の十大原則」を、新たに「党の唯一領導体系確立の十大原則」(以下、十大原則)に改定し、個別の幹部がパワーを強めることを戒める内容を大幅に強化した。

この十大原則というものは、北朝鮮において憲法の上位に置かれてきたもので、いわば金王朝の独裁を絶対化するための「掟」である。