「銃弾ぜんぶを頭部に撃ち込んだ」金正日時代の公開処刑

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金正日氏はこれを抑えるため、まず金日成時代の幹部らを対象とした粛清を行う。「深化組事件」として知られたこの大粛清では、大勢の幹部たちが言われなき罪で拷問死させられた。

(参考記事:血の粛清「深化組事件」の真実を語る

そして次に、軍の保衛司令部を各地の検閲に走らせて中級幹部らの汚職を暴き、群衆の前で公開銃殺にしたのだ。この時代、北朝鮮ではすべてに軍事が優先する「先軍政治」が行われており、保衛司令部はほかのどの司法機関より恐れられていたという。