北朝鮮で「昭和天皇が飲んだ」と伝わる水がバカ売れ

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人民班や個人で7〜12メートルの深さまで管を入れて井戸水をポンプで汲み上げるのだ。

しかし、公衆便所の周りなど不衛生な場所に掘られた井戸の水を飲んで腸炎になる人が後を絶たない。

すでに、幹部や外貨稼ぎ会社の従業員、新興富裕層は「水を買って」飲む。

北朝鮮国内では「シンドク泉水」というブランドのミネラルウォーターが製造されているが「朝鮮綾羅貿易会社」が東南アジアなどに輸出しており、国内には出回らない。

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そこで中国からミネラルウォーターを輸入して飲む。

中国製の500ミリリットル入りのミネラルウォーターは新義州(シニジュ)では人民元0.8元(約15円)、平城(ピョンソン)では1元(約19円)で売られている。

ここにビジネスチャンスを見いだした人々が山奥に入って泉の水を汲んで売りだした。

植民地時代から伝わる「天皇泉」

内部情報筋は「水ビジネス」事情を次のように伝える。

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「機転の利く人々が「湧き水」がカネになることに気づきビジネスをはじめた」